2017年 07月 05日 ( 1 )

7月5日 肥大型心筋症

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ここ数回の通院治療の結果、呼吸数はほぼ安定して発作を起こす事もなく、落ち着いてきました。
酸素室に入ったのは6月下旬の2回だけで、その後は使っていません。毎日おうちの中でゆったり暮らしています。
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この状態に合わせて、少しずつ何回かに分けて、様々な検査をしてもらってきました。
血液検査・甲状腺機能検査・膵炎のリパーゼ検査・レントゲン検査・エコー検査など。
心臓の大きさでは肥大は見られず、僧房弁の動きも正常で、血液の逆流もないので心雑音もほとんどありませんでした。

昨日は、午前中の診療が終わって院内が静かになった状態で、全身の血圧検査を受けました。
少し低血圧気味ではあったけど、ほぼ正常の数値が出て、これで全ての検査は終了。

その結果、5月下旬から不調と回復を繰り返していた、肺の炎症と食欲不振。
肺炎症状が出たり肺水腫になりかけたりしていたのは、
「肥大型心筋症」が原因ではないかと言うのが最終的な診断となりました。

肥大型心筋症とは、
心臓の左心室の筋肉(左心室壁)が、肥大する(厚くなる)ことで、心室容量が減少し、
1回の収縮で送り出す血液量が減ってしまう心臓病のひとつで、発症原因がよくわかっておらず、突然死も多いとの事。
またそのほとんどがネコで発症し、犬においては極めてまれだそうです。

7月3日の午前中、脱水症状の緩和の為の皮下輸液と、食欲を回復させる為の注射をしてもらって、いったん帰宅し、
その後落ち着いているのを確認してから、1日の診療が終わったあとの夜8時頃、もう一度受診して、
エコーの読影と診断の専門医に、心臓の状態を通常のエコー検査よりも詳しく診てもらいました。
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で、翌日の4日に、血圧検査の結果と一緒に、私もそのエコー画像を見ましたが、
先生の説明される通り、左心室の壁が、正常なものよりも内側に2倍近く厚くなっているのがわかりました。

心臓は一生懸命頑張ってポンプ活動をしようとしているのだけど、左心室が広がりにくくなると、
血液は左心室に入りにくくなるので左心房にたまり、左心房には圧が掛かってしまいます。
さらに肺静脈にも圧が掛かるので、その結果、肺に負担を掛けて肺水腫や胸水が発症し、呼吸困難を起こすようです。

肥大型心筋症の主な症状としては、
 ぐったりして元気がない
 食欲不振
 乾いた咳
 息が苦しそう
 お腹が膨らむ(腹水)
 後ろ足麻痺(大動脈血栓) など

こうしてみると、血栓による後ろ足の麻痺以外は、フックの時(僧房弁閉鎖不全)と同じではないかと思います。
ただやっかいな事に、乾いた咳が出たり息が苦しそうになって、心臓の検査を受けても、
聴診では必ずしも心雑音が聞こえるわけではないそうで、レントゲンなどでも確定するのは難しいらしいです。

もっと早い段階でより詳細なエコー検査を受けさせていれば・・とも思うのだけど、
これは今になって初めてそう思う事であって、
毎回の定期検査では必ず聴診を受け、レントゲン検査も何回も受けてきて、その上元気で食欲旺盛な毎日が続いていた中で、
もっと早い段階・・と言うのがいったいいつだったら良かったのか・・・残念ながら私にはわかりませんでした。

原因不明で遺伝性の場合もあるとか、症例が少ないとか、予防法はないとか・・・
前にどこかで聞いたような・・・と思ったら、麻布の大学病院で免疫不全の血小板減少症と診断された時だった。
同じ言葉を獣医師からまた聞く事になるとは思ってもいませんでした。

うちの子になる前の辛かった年月も含め、これまでもタケはずいぶんいろんな事を我慢して頑張ってやってきたのに、
ここへきてまたこんな思いをさせてしまうなんて・・・本当に可哀そうでなりません。
まったく・・自分の無力さに腹が立ってきます。


そんなワケで、今後の治療方針としては、
この病気の完治を目指すのはもう無理なので、症状の悪化を防ぐ内服薬での対症療法がメインとなります。
肺水腫を起こした時は利尿剤、呼吸を楽にさせる為には血管拡張剤や強心剤、炎症を抑える為に抗生剤、
そして利尿剤との関連で腎臓の数値をはじめ、全身状態をみていく為に定期的な血液検査などが必要になってきます。
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先生からは、おうちで呼吸困難や発作を起こしたなど急変があった場合は、すぐ酸素室に入れる事と、
休診日でも夜中でも良いので、すぐ連絡をして下さいと言われています。
(留守電のメッセージを聞いて折り返し電話をもらえるそうです)
そんな風に言われると、とても心強くて安心な反面・・・・・正直不安もあるのだけど、それは考えないようにして(^^;

とにかく、タケちゃんには、これからはもっと、ゆったりまったり(^^)過ごしてほしいと思っています。
特別な事や刺激的な事は出来るだけ避けて、ストレスのない静かな毎日の積み重ねが一番の特効薬だと思うから。
幸い、元々がおうち大好き!なインドア派だし(笑 病院と上手く連携させてもらいながら、
これまでと同じように私と母とタケちゃんと、3人で平穏無事な生活を送っていきたいと思います。

食欲不振は今日も続いていますが、先生からは、今は無理に食べさせようとするとストレスになるので、
もう少し我慢して様子をみましょうと言われています。
と言っても、もうすでに1週間、ほとんど身に付くような食事はしていませんが・・そのわりに、しっかりしているんですよね~
グッタリして寝込んでいる様子はなく、お水も飲みにいくしチッコもシートの上でちゃんとします。
絶食状態に近い日々なので、食欲が回復した時の為にこんなモノも用意してみました↓ 期待を込めて・・・
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今日の写真は、どれも昨日の午後撮ったものです。 特にコレなんか↓・・・顔つきは良いと思うんですよね~
私がもし1週間も食欲不振が続いたら、とっくに目まいを起こしてひっくり返っていると思うのだけど(^^;
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今日も、朝はお薬だけでした。
さて・・・これからお昼ご飯の時間になりますが、どんな事になるんでしょうか。

いろいろと、ご心配や応援を本当にありがとうございます。また貴重な経験をメールして下さるお友達もいて感謝しています。
当初はワケがわからず、うろたえてオロオロしましたが、こうなったら現実は現実として受け止めなければなりません。
その為にも、あまり焦らずどっしり構えていなくては!ですよね。
これからの季節、心疾患を抱える子には厳しいと思うけれど、何とか無事に15歳の夏を越したいと思っています。
では、タケちゃんと一緒に頑張ります!(^_^)



by st-fukku | 2017-07-05 11:52